影夫 17

とうとう暫定税率廃止されました。

福田総理は
「これが廃止されると大変なことになる」

と仰っておりました。
大変なことって、・・・

これか?












後期高齢者医療制度。

(なんだよ!、後期高齢者支援金て!)

ま、確かに大変な騒ぎになってますね。^^;

う~ん、・・・

福田総理、恐るべし、・・・

それはそうと、日銀総裁決まりましたね。
G7(中央銀行総裁会議)に行く前にこんなこと言ってました。
「日本は1990年代後半以降に大きな金融危機を経験し
ノウハウを蓄積した。
この経験をもとに国際金融市場の安定に貢献する
議論をしたい」

・・・いつもバカにしてるだろうが、おま~らだって、同じような失敗してやがる。ざまあみろ。
何か、教えてもらいたかったら、頭下げて頼めや。
そしたら、なんか教えてやってもいいぞ、・・・

それに対して、バーナンキ氏は、
1990年代の日本の金融危機とは「少しも似てない」
「損失処理に消極的だった日本の金融機関と異なり、
情報開示と損失処理を進めているとともに、十分な
自己資本があり、経営は安定」

・・・ば~か、おめえらのような失敗なんかしね~よ。
大体、ノウハウったって、バブル崩壊後の政策ミス
じゃんかよ。もっと早くから公的資金投入しな。
そんなことは、とっくの昔に解析済みなんだよ。
そんなことより、今の日本の不景気に気づけよ。
そして、もっと日銀は国債買え、・・・

それに対して、白川氏は、
「公的資金は各国で事情が異なり(他国が)直接的に
言うことではない」

・・・悪かったな。あんたに言われたかねえよ、・・・



どうでもいいけど、またガソリン値上がりするんでしょうか?
連休が終わるまで待ってくれんかのぉ、・・・^^;









エイジ「このベランダから非常階段に出るんだ。」

井辻 「え?!、・・・誰なの、あなたは、・・・」

エイジ「誰と言われてもなぁ、・・・そんな事より、急いだ
    ほうがいい。」

ドアが破られる音がした。

エイジ「急げ!。」

エイジはなだれ込んできた数人の人達に向かって
突っ込んでいった。

エイジ「早く行け!。」

井辻「・・・判ったわ、・・・」

律子はベランダに結んである綱にしがみつくと、下の
ベランダに降りていった。
降りていった先に影夫が居た。

影夫は綱を引き寄せ、律子がベランダに降りられるようにした。

影夫 「ここから出て、右に行くと非常階段にでる。」

井辻 「ここを出て、右に行けば非常階段に出られるわ。」

律子は影夫に誘導されたことに、全く気づいていなかった。
非常階段に出ると、大急ぎで下って行った。

途中、一人の男が立ちはだかった。
律子は一瞬足を止めた。
律子の背後から、もう一人の男が、迫ってきた。

井辻 「しまった!、・・・」

挟み撃ちにされ、あわや、捕まりそうになった時、
非常口のドアが、襲ってきた男の顔を強打した。^^

羅朱 「こっちへ!。」

非常階段のドアを開け、リリィが大声で叫んだ。

井辻 「・・・あなたは、誰?!。」

羅朱 「今説明してる暇はないわ!、早く!。」

井辻 「信用できないわ!。」

羅朱 「そう?後ろ見てみたら。」

井辻 「きゃぁ~!!!」

鼻血を垂らし、欠けた前歯をむき出して迫ってくる
男を見た途端、律子は大声を上げ、リリィの所に
逃げ込んだ。

羅朱 「さあ!、こっちよ。」

リリィは、律子の手を取ると、煙の中を走り出した。
金太達が、火事の中、鬼ごっこを繰り広げている頃、
赤島は科学捜査研究所に居た。

そこの主任、橘は、色白の美男子であったが、
どことなく、爬虫類に似ていた。

赤島 「先ほど、電話したのがこれなんですが、・・・」

催眠誘導装置を、橘の前に、置いた。
橘は、その装置を見つめると、それから目をそらさず、
そっと立ち上がった。

その動きはイグアナに似ていた。
今にも口からヘビのような舌が出るかと
思われるほど、大きく口を開け、

まるで、ヘビが獲物を狙うがごときのように、
顔は動かさず、身体だけを左右に動かしていた。

赤島 「・・・まるで恐竜みたいなやつだな、・・・」

橘  「・・・なんか言ったか?。」

目だけ動かして、赤島刑事を見て言った。

赤島 「いえ、・・・なんでもありません、・・・」

橘  「特に怪しい物には思えんがなぁ、・・・」

赤島 「怪しいのは、あんただろう。」

赤島は聞こえないように呟いた。

橘  「なに?、・・・」

赤島 「え!、・・・いえ、・・・なんでも、・・・」

橘  「これと同じ物を見た事があるぞ。」

赤島 「これと同じもの?。」

橘  「ちょっと待ってろ。」

橘はトカゲのような、すばやい動きで、部屋を出て行った。

赤島 「・・・あのぉ、・・・あの人、いつもああなんですか?。」

隣で顕微鏡のようなものを覗いていた助手らしき人に尋ねた。

助手 「え?、・・・あぁ、橘さんですか。
    ちょっと変わってますが、優秀な人ですよ。」

赤島 「ふうん、・・・なんとかとかんとかは紙一重、・・・か、・・・」

赤島がため息をついて、振り返ると、目の前に橘が居た。

赤島 「うわぁ!、・・・」

橘  「どうした?。」

赤島 「・・・どうしたもこうしたもありませんよ!、・・・
    脅かさないでくださいよ。」

橘  「まあ、細かいことは気にするな。それよりも、これだ。」

橘は机の上に茶色のビンを置いた。

赤島 「・・・これのどこが同じ物、なんですか?。」

橘  「私の目測は、かなり正確でね、コンマ数ミリまで計測できる。」

赤島 「へえ、・・・」

橘  「たとえば、君の身長が160.254cm、
    手のひらの長さ11.001cm
    足の長さ、・・・」

赤島 「ああ、いいですよ!、そこまで言わないでくださいよ!、
    判りましたよ!、判りました、・・・
    それで?。」

橘  「このゴーグルに溝があるだろ。」

赤島 「溝、・・・ですか?、・・・
    え~っ、と、・・・
    あ~、・・・ここですか?。なにか埋まっていたような、・・・」

橘  「そう、・・・この溝の長さと幅、深さがぴったり一致するんだ。」

赤島 「何と?。」

橘  「この中にある物だよ。よ~く見て、・・・」

赤島 「え?、・・・どれどれ。」

橘  「これ、これだよ、・・・」

赤島と橘の顔が次第に接近していった。

橘  「こ、これだ、・・・こ、こ、これぇぇぇ、・・・」

興奮してきた橘は、赤島の耳に噛み付いた。

赤島 「いててて!!!、・・・何さらすんじゃ!、・・・」

橘  「あ、・・・すまん、つい興奮してしもうた、・・・」

赤島 「・・・たく!、・・・本当に紙一重だな、・・・
    う~、・・・なんだか、円筒形のような物が見えるなぁ。」

茶色いビンの中に、2cmほどの物体が入っているのが、判った。

赤島 「・・・なんなんですか、これは?。」

橘  「歯だよ。」

赤島 「はあ?、・・・歯あ?。・・・人の?。」

橘  「そ。」

赤島 「何でそんな物?。」

橘  「それ、ある殺人事件の、犯人の歯なんだけどね。」

赤島 「歯あ、・・・」

橘  「感情のもつれから、殺人を犯してしまい、
    本人も自殺しちゃったんだけどね。」

赤島 「歯あ、・・・」

橘  「検視した医者が驚いたんだが、・・・」

赤島 「歯あ、・・・」

橘  「普通、歯の大きさは、同じ人間でも、それぞれ違うんだが、
    この人物の歯は全て、同じ大きさ、形をしていたんだ。」

赤島 「歯あ、・・・」

橘  「まるでサメの歯みたいにね。」

赤島 「歯あ、・・・」

橘  「あまり興味無いみたいだね。」

赤島 「歯あ、・・・あ!、いえ、・・・つまり、その、・・・あの、・・・
    どういうことなんで?。」

橘  「つまり、この歯自体が自己増殖してるらしい。」

赤島 「サメの歯みたいに?。
    ところで、なんでこんなビンの中に入れてるんです?。」

橘  「ある種の光を当てると、増殖しだしたからなんだが、・・・」

赤島 「しかし、そんな歯なんてあるんですかねぇ、自己増殖する
    なんて、・・・歯医者廃業だな。」

橘  「実際には、この歯に詰めてあった金属が増殖してるみたい
   なんだがね。」

赤島 「金属?」

橘  「そう、・・・この金属がハイドロキシアパタイトを生産してる。」

赤島 「歯、・・・井戸、・・・あぱた、・・・なんですか、それ?。」

橘  「歯の成分さ。」

赤島 「・・・とにかく、この殺人犯が、以前に、この催眠装置の
    ゴーグルを噛んでた、てことですか?。」

橘  「まあ、そうかもな。」

赤島 「なんで?。」

橘  「それはな、・・・」

橘は赤島に顔を近づけると、口角を引き上げニヤリと笑った。
真っ赤な舌が、今にもチョロチョロと動き出しそうに。

                              つづく^^;

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